【オルリー空港】 フランスのパリ、難しいオルリー空港への行き方
窓に付いた氷の結晶が、わずかに輝きを始める。
飛行機はふわふわと高度を下げ、ついにベルリンに到着
2010月12月9日、夜のことだ。
そしてドイツに来ることができた安心感と同時に、 フランスでの出来事が頭をよぎった。
前日にモン・サン・ミッシェルへ行ったあと、空港へと向かった。
フライトの予定日時は9日の朝9:40。
当日にホテルから向かうとなると、かなり早く起きなければならない
万が一寝坊したら・・・ ホテルを急いでチェック・アウトをして、道ばたで凍った水たまりの上でタクシーを捕まえなければならない
そんなのはイヤだから、空港で睡眠をとることを決めていた。
フランスパリには、ふたつの国際空港がある。
シャルル・ド・ゴールド空港と、オルリー空港だ。
日本を代表する全日空(ANA)や日本航空(JAL)は、シャルル・ド・ゴールド空港を使用している。
パリからは、PER B線に乗れば、ターミナル1・2のそれぞれへ行くことができる。
今回チケットを取ったエア・ベルリンは、オルリー空港に就航している。
「ポン・ド・ランジス・アエロポール・ドルリー(Pont de Rungis Aéroport d'Orly)」
PER C線にオルリー空港の名が入った駅があるので、そこへ向かった。
心地よい電車の揺れにうとうとしながら、目的の駅で降りて空港に向かおうと見渡した。
が、しかし!!
空港なんて見当たらない!!
駅のまわりに人影1つない!!
飛行機の離着陸の音も聞こえなかったので、思わず駅を確認した
いや、駅は間違っていない
どうしよう~と悩んでいると、目の前にスーツケースを引くコートを着たサラリーマンらしき男の人。
自分:「英語しゃべれますか?」
男:「少しなら。」
自分:(よかった~。英語が通じないとどうしようもないからな。)
「オルリー空港に行きたいんですが、どうすれば行けますか?」
男:「私もオルリー空港へ行く予定だ。」
自分:(こんな偶然があるんだと安心する)
男:「だけど、私もどう行けばいいのかわからないんだ」
「安心」という言葉が、一瞬で冷たくなるのを感じた
すると、男の人は窓口にいた駅員とフランス語で何かを話した。
「ここで待てば、大丈夫だ」と僕に言う。
しばらくすると「Hilton」と書かれた紺色のハイエースのような車が目の前で止まった
よくわからないが、その男の人と一緒に乗り込んだ。
おそらく10分くらい走っただろうか。
車はヒルトンホテルの前に止まり、さらに5分ほど走って止まった。
無事にオルリー空港に到着!
ヒルトンホテルの送迎車は、ホテルと駅、ホテルと空港を結んでいたのだ。
これで一安心だ そして、空港の片隅のベンチで眠った
さて朝7:00頃に空港で目を覚まし、くねった形のベンチで凝ってしまった体を背伸びをして朝を迎えた
早めに空港カウンターでチェック・インをしようと、搭乗ゲートへ向かった。
しかししかし!!
フライト時間が近くなっても、ゲートが開かない。
飛行機が遅れていた
1時間ほど過ぎた頃だろうか、
空港の四角い窓の向こうにエア・ベルリンの機体が見えた。
残念ながらベルリンへ行く飛行機ではなく、別の街へ飛ぶようだ。
結局、2時間半後に飛行機へ搭乗することができ、胸をなで下ろした。
しかし、今度は飛行機が飛ばない!!
飛ばない飛行機の中に乗せられたまま、地上で更に待たされた。
そして、16:00頃にやっと!
フライト予定時刻は9:40。
6時間20分の遅れの末、飛行機は飛びたち、風にのった
その頃・・・
楽しみにしていたベルリンへのワクワク感は、消え失せていたのは言うまでもない
ということで、
オルリー空港からパリ市内へのアクセスは別の方法も検討してもらいたい。
「エールフランスバス」
「オルリーバス」
「オルリーヴァル+PER B線」
そして、飛行機の遅延がなくスムーズな旅ができることを祈ってます
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